既に1週間前の話にはなるのですが、“a-blog cms”の勉強会に参加しました。“a-blog cms”は、“アップルップル”が作っているCMS(コンテンツ管理システム)です。
普段、Movable Typeを利用していて、a-blog cmsが少しきになるヒトの参加記録。
(イベントページ: a-blog cms DAY in HIROSHIMA 2015 : ATND)
どこかMovable Typeと似ていて、実は違う
私がa-blog cmsのコードを見たり、前半の説明を受けて思ったのは、Movable Typeと似ているところがあると思いました。あくまでも、マークアップ面での性質というか、以下の点。
- phpなどのプログラミング言語ができなくても構築できる
- 独自のコードの記述
Movable Typeだと、<MTEntries>などという通称MTMLと呼ばれるマークアップがありますし、a-blog cmsでもその点はあまり変わらないように思えます。
しかし、Movable Typeとa-blog cmsが一番異なる点はphp等を書いた後の処理ではないかと思います。最も、ウェブ担から見る異なる点は、作成時にはブロック毎なのか、WYSIWYGエディタのベタ打ちなのかという点でしょう。
Movable Typeであると、phpを始めとする処理をテンプレート内に書いても再構築などサイトの機能には影響しません。一方で、a-blog cmsはその動作をするためには新たな“モジュール”を開発する必要があります。
カスタムフィールドをサクッと追加することができる
ここからは、ハンズオンでの話では有りますが、a-blog cmsにはカスタムフィールドメーカーと呼ばれるものが有ります。
typeなどを選んでポチポチと作るだけで、コピペすれば投稿画面に反映できるカスタムフィールドができます。こんな感じ。
カスタムフィールドをどの部分に設置するかなども選べ、カテゴリごとに表示するかどうかなども決めることができます。そのため、余談や編集後記などをカスタムフィールドで制作する場合は最後にカスタムフィールドを表示することもできるため、非常に便利であると思います。
a-blog cmsは住み分けがきっちりとされている
今回使っていて思ったのは、マークアップエンジニア(HTML,CSS,JavaScriptsを記述する人)とPHPエンジニアの住み分けがきっちりとされているように思いました。他のCMSはphpがテーマで記述するには必要なパーツということも有ります。また、そのCMSはテーマ内に書いたphpも動作するため、CMSと関係するphpをゴリゴリ書いて後々アップデートなどが考えられていない…という可能性もあります。
a-blog cmsはもともと必要な機能を標準で備えており(お問い合わせフォーム等)、プラグインを導入しなくても十分です。そのため、プラグイン地獄になることもありませんし、アップデートするときにもそのまますんなり行うことができます。(メジャーアップデートみたいなときには気にしないといけないけど)
個人的には、適材適所というものがあるのではないかなと思っています。ベタのHTMLを書いたほうが良い場合もあれば、CMS化をするときも有ります。Movable Typeやa-blog cms、WordPress等色々とCMSツールは有りますが、その中でも精査する必要がありそうです。(最も、これらのCMSより機能が必要でないのであればGhostが良いと思いますが、導入はVPSを借りるため難しいです。)