さくらのVPSといえば、結構VPSのサーバーだと有名な部類に入ります。しかし、今からサーバーを構築するのであれば、どうせならCentOS 7で構築したほうが良いと思います。(多分)

「ConoHa使え」とか「IDCFクラウド使えばいいよ」とか横やりが多量に入りそうな気がして怖いですが、やっぱりさくらのVPSの良い所は多くのプラン・ロケーション・低コストが挙げられるとおもうんですよね。

Introduction

今回、さくらのVPS(512MB/SSD)を用いて解説を行っていきます。ちなみに、このサイトもさくらのVPS(2G)で運用しています。

  1. さくらのVPSのコンソールから契約したVPSからCentOS 7をOSの再インストールの設定をする
  2. CentOS 7のOSインストールをする
  3. サーバーのIPアドレスの設定などをする(IPv6など)
  4. Apacheをインストールする
  5. a-blog CMSやMovable Type、WordPress、Drupalがインストールできるようなサーバー環境の構築をする
  6. FTPサーバーの構築
  7. ユーザーのディレクトリでもCGI/PHPが動くような設定をする
  8. (番外編?)Gitlab, Redmineの導入

ここまで書いていますが、この記事では1と2を行います。

さくらのVPSの管理画面にログインする

では、さくらのVPSのウェブサイトにアクセスしましょう。

vps-sakura-ad-jp-top-201505

さくらのVPSの管理画面にログインすると、以下の様な画面になると思われます。(個人が特定できる情報に関しては削除しています)

vps-sakura-manage-top

さくらのVPSの管理画面から、今回CentOS 7を導入したいVPSを選択すると、以下の様な画面になります。

vps-sakura-manage-server-os-install-select-centos7

左上の「OSインストール」を選択すると、選択する画面になります。今回は、「標準OSインストール」ではなく、「カスタムOSインストール」を選びます。なぜ、標準OSインストールではないのかというと、CentOS 6系の最新版が導入されてしまうためです。今回は、「CentOS 7」を導入したいので、カスタムOSインストールにします。

カスタムOSインストールであれば、さくらインターネットが既にイメージをアップロードしているため、それを利用します。もし、ArchLinuxとか使いたいのであればISOアップロードをする必要があります。

今回は、「CentOS 7 x86_64」を選びます。

vps-sakura-manage-server-os-install-select-centos7

「設定内容を確認する」をクリックすると、以下の様な画面に変わります。

vps-sakura-manage-server-os-install-confirm-centos7

「インストールを実施する」をクリックします。

以下の様な画面が出てきたら、「VNCコンソールを起動(HTML 5版)」をクリックしてVNCコンソールを起動します。

vps-sakura-manage-server-info-os-install-vnc

CentOS 7をインストールする

VNCコンソールを起動すると、このような画面が出るので、「Install CentOS 7」を選び、「Enter」キーを押します。

sakura-vps_vnc_installation_centos_7_iso.png

しばらく待っていると、このような画面に切り替わります。

sakura-vps_vnc_installation_summary_centos_7.png

ストレージに問題があるみたいなので、「INSTALLATION DESTINATION」を選びます。選ぶと、以下の様な画面に切り替わるので、インストールするディスクを選んだ上で“Done”をクリックします。

sakura-vps_vnc_installation_destination_top_centos_7

英語でエラー画面が出てきますが、要するに「選んだ場所すべてのデータ消すけど文句言うなよ?」ということです。“Reclaim Space”をクリックします。

sakura-vps_vnc_installation_reclaim_space_top_centos_7

選ぶと、以下の様な画面に切り替わるので“Delite All”をクリックします。

sakura-vps_vnc_installation_reclaim_space_setting_centos_7

クリックした部分が“Preserve All”をに変わるため、クリックした後に、“Reclaim Space”を選びます。

sakura-vps_vnc_installation_preserve_space_centos_7.png

選んだ後に、“Begin Installation”をクリックします。すると、CentOS 7のインストールが開始します。

sakura-vps_vnc_installation_user_setting_top_centos_7

この時に、Root Passwordのところにエラーが出ているので、rootユーザーのパスワードを設定しておく必要があります。忘れたらもう一度CentOS 7をインストールしなければいけないので、忘れないように重々注意してください。