抑えておきたいドメインの設定事項

ドメインを設定するときには主に、以下の2つの設定事項があると思います。

  • ネームサーバー設定
  • DNSサーバー設定

ネームサーバーというのは、ドメインとIPアドレスなどを紐付けるために用いられるものです。その時に設定する項目がDNSといいます。

また、メールを受信をしたりされるときにもネームサーバーに問い合わせ、どのメールサーバーに送信すればよいのかということを解決するために利用されます。

普段、私たちが何気なく使っているメールやウェブサイトの閲覧でもいくつかのステップを踏んでからユーザーがしたいことができているということがわかると思います。

設定するときにこれを知っておけば良いと思うことを幾つか記載したいと思います。

Aレコード

Aレコードというのは、ウェブサーバーを始めとするサーバーのDNSを設定するための設定項目です。レンタルサーバーを借りたり、自宅でペットの監視などをするときにはこのAレコードの情報が利用されています。

CNAMEレコード

CNAMEレコードとは、指定されたドメインのDNS情報を用いてウェブサイトを表示したりするためのレコードです。簡単に言うと、『別名~』というような感じです。

MXレコード

MXレコードとは、メールを送受信するときに利用される設定項目です。メールサーバーとウェブサーバーが同じであればそのまま同じようにIPアドレスを入力すればいいのですが、別のサービスを利用されたりする場合はその事業者が指定した設定項目(MXレコード)を入力する必要があります。

また、優先順位があり、優先順位が高い方のサーバーに送信されます。設定するときには前のメールサーバーの情報を確認して、削除するなら削除して設定する必要があります。

TXTレコード

名前からある程度推測されますが、テキストを入力するためのレコードです。

テキストだからといって、“このドメインは現在利用されています。”のような感じで利用してはいけません。英字でないと文字化け(正確に表示されない)場合があります。

また、この設定項目で入力された情報は“このサーバーから本当に送信されたかどうか”ということを検証する場合にも利用されることがあります。他にも、普通の人からは見ることのないレコードのため、不必要に個人的なことを入力する必要はないでしょう。


以上、4つですが、使っているうちに他のことなども知っていくと思います。とりあえず、これらを知っていれば大丈夫だと思います。