概要

今回の記事では、Movable Type on AWSのセットアップ(画像多くてページが重いです)で「もっと簡略化できたのに」や「なぜこんなややこしくしたの?」とか色々とあるとは思います。なるべく非エンジニア向けに解説したつもりです。

Q1 MARKET PLACEではなく、マネジメントコンソールからした意味は?

Movable TypeのMARKET PLACEページからできたのは知っていました。
しかし、1-Clickでしてしまうと、間違えてt1.mediumといった上位インスタンスでサービスを開始しかねないという可能性がありました。本格的にMovable TypeをAWSで使うのであればそれでも良いですが、お金がない人とか研究用とかで導入される方は大抵t1.microで問題ないのですよ。

また、そもそもキーペアを作っていない人(≒初めてな人)向けに記述する必要が多くありましたし、今後Movable Type以外でもLinuxなどを使ってAWSで高速な演算処理などを行うときにはManagementConsoleを開く必要がありますし、その時のことも考えてあえて面倒な方法でしました。

Q2 IPアドレス固定はしなくても良かったのでは?

IPアドレスは正直言うと、固定しなくても良いと思います。
しかし、シャットダウン・起動を頻繁に行なったり、「1日のうち夜だけ使う」というような人にとっては節約ができます。同じインスタンスであれば、起動後IPを再固定すれば設定ファイル(sshのconfigファイルやSFTPの設定)を編集しなくても接続できます。そのため、あえて回り道してみました。

Q3 キーペアはMovable TypeのEC2インスタンスをシャットダウンしたら捨ててもいいの?

いいえ、捨てないで下さい。
シャットダウンしてもEC2インスタンスは残っていますし、起動してしまえば利用することが可能です。また、完全に使わない場合は後日記載する削除方法を確認して下さい。

Q4 キーペアはMovable TypeのEC2インスタンスを消したらキーペアは削除してもいいの?

いいえ、捨てないで下さい。
今後、Movable Typeのインスタンスを開発目的などで借りた時に必要ですし、AMIMOTO(WordPressで高速なやつ)やGhostなどのイメージをEC2で動かすときにも必要になります。その都度キーペアを作成するのも管理上良くないですので、削除しないで下さい。

  • インスタンス:EC2の仮想コンピューティングマシンの単位や呼び方。またそのプラン名。
  • configファイル:LinuxやMacなどUnix系のターミナルからアクセスするときに簡略化できるもの。ssh mtawsのようにすることなどもできる。
  • 演算処理:EC2で高位のインスタンスを選ぶ場合、スパコン並みの性能を持ったインスタンスがあるため。

インスタンスインスタンスと注も少し読みにくいですね...。注なのでこれでよいとは思っていますが、今後もわかりやすい解説ができるように努力していきたいと思います。