「このケーブル、誰のだっけ」から解放されたくて導入

ラベルライターは色々な種類がありますが、ラベルライターの代名詞とも言えるのはキングジムから出ている「テプラ」ではないでしょうか。テプラはある意味王道的な存在である一方、機能などを求めると非常に高価です。

今回、導入するにあたり、欲しかった機能は以下の通り。

  • ケーブルマネジメントするのにケーブルへ巻くことのできる(最重要)
  • PC / スマホ(タブレット)から印刷ができること
    • 実家にある機種はキーボードがついているが、思っている以上に場所をとり、存在感があったため
  • オートカット機能つき(ハサミで都度都度切るのが面倒なので)
  • バッテリー搭載 or AC アダプターでの動作

これらを満たす機種として、当初はキングジム テプラ PRO SR-R980 を検討していましたが、値段が高すぎることや他社でもあるのではないか、ということで再度調べたところ、キングジムの P-TOUCH CUBE に行きつきました。

ケーブル管理するためのテープはオンラインで購入

ケーブル管理をする(ケーブルマーキング用)テープもあります。ブラザーのウェブサイトには「ケーブルマーキングはブラザーにお任せください!」という見出しのランディングページもあるくらいです。

購入した店舗では取り扱いがなかったので、すぐに届きそうなヨドバシ.com で購入しました。ベース色1が白か黄色の違いだけで、文字色の黒のみだったこともあり、ベース色白にしました。

ブラザー TZe-SL251 [ピータッチ セルフラミネートテープ 純正 幅24mm(黒文字/白) ケーブルマーキング]

とりあえず様子見ということもあり、 24 mm のものしか購入していません。 24 mm でも大半のケーブルマーキングはできるけど、 HDMI ケーブルなど一部の太いケーブルに巻くのは難しい、という感触です。

その他の端末管理用のテープもオンラインで

サンプルとして 24 mm が付属していたので印刷してみたのですが、思っていた以上にデカすぎるので、半分の 12 mm で、ベース色1白以外にも、クリアのものを購入しました。

個人的には端末に貼り付けたりするときに一番利用しているテープはクリアカラーの白文字 OR 黒文字です。ベース色白はほぼ出番がないのですが、意図的に目立たせたいときに使ったりしています。

下位機種との比較はテープ幅とハーフカットで判断

当時は勢いで最上位機種で PC とスマホで対応しているやつ、という理由でこれにしましたが、 PT-P710BT でも個人的には十分かな、と思うタイミングもありました。当然ながら下位機種にすることで、導入コストは下がりますし、必要十分の機能は搭載されています。

これから購入する人は、「たまにしか印刷しない」「数枚程度の印刷」なら PT-P710BT でいいような気もします。以下の機能で「ハーフカット」や「36mm のテープに印刷したい」というニーズがあるなら PT-P910BT を購入するべきですが、そうではないなら、 PT-P710BT で必要十分です。

機能 PT-P910BT PT-P710BT PT-P300BT
スマホ対応
PC対応 ×
バッテリー駆動 ×
オートカット ×
ハーフカット × ×
対応テープ幅(最大) 36mm 24mm 12mm
実売価格
※ 2023年7月中旬時点
27,000 円前後 12,000 円前後 5,500 円前後

たくさんラベルを作成するなら良いが、一つ下でも必要十分

月に一度起動する程度ですが、印刷枚数が多ければ多いほど、上位機種の価値はあると思います。また、手軽に印刷するならスマホから印刷でき、さまざまなフォントから選ぶことができるため、デザインにこだわる人にとっては選択肢になると思います。

また、ハーフカット機能を搭載しているので、まとめて印刷することで、シールをたくさん貼る時にはカットする手間がなく、テープがどこに行ったかわかりにくくならないのは良いと思います。

一方で、テープを印刷する時に最初に数センチシールが出るのは気になりました。この長さがもう少し短くなると良いのですが、物を購入した時や中身を入れ替えた時などにシールを貼る程度なので、ヘビーに使うことがわかっているようなら、ある程度作成しておくのが良さそうです。

他にも、色々な機能が搭載されていますが、この金額差だと、ワンサイズ小さく、機能差もそこまでない PT-P710BT でも十分ではないかと思います。正直、ハーフカット機能と HDMI ケーブルへのケーブルマーキングがなければこの機種で十分とも言えます。(細身のケーブルだと巻ける可能性は高い)

個人的にはこの機種で必要十分すぎましたが、知り合いから「通常のホームユースでどれがいい」と聞かれると、 PT-P710BT というかもしれません。(PT-P310BT まで落とすと、翻訳機能やカット機能などの差分があり、価格差 6,000 円の価値はある)


  1. ベース色 ≒ テープの背景色のこと。 ↩︎ ↩︎