一部現地開催はあったが、発展途上 & 実験段階
今回はある筋からお声がけもあり、広島独自企画として、 Git ハンズオンを広島フロントエンド勉強会の井上さんと広島Unity勉強会を主催している人の 3 人を中心として実施しました。
Git ハンズオンとしては成功したように思いますが、思ったよりトラブルが発生しなかったため、スムーズに進行できた印象です。トラブルも Zoom と確認用タブレットを駆使することではじめてのオンラインハンズオンにしては成功したと思います。
そして、来年以降ハイブリッドでの OSC 開催の足掛けにするためにも、今回の現地開催を行なうにあたって確認したかったことは以下の通りです。
- ATEM Mini Pro を用いた配信が現実的にできるのか
- 通称ドリーム構成、YouTube Live と Zoom に同時配信する負荷のかかる構成
- 通常の OSC 方式(Zoom 経由)なら ATEM Mini のみで必要十分
- ハイブリッドで行った時に Zoom との音声ミックスなど支障が出ないのか
- 機材的に問題ないのか
- 基本的には PC やルータなどは持ち込み(HDMI ケーブルなど細かなものも含む)
- カメラをはじめとする一部の機材はファナフェクト株式会社からお借りしました
- その他液晶ディスプレイは現地会場の備品
別な勉強会で実施した ATEM Mini Extreme ISO や ATEM Mini Pro を利用した構成が今回のベースです。構成自体は複数の有識者からレビューを受け、「できる」判断のもと行いました。
また、内容面で気をつけたこととして、質問内容の読み直しなど YouTube Live にしか参加しない人にもわかりやすくトラブルが発生した内容など端的にまとめるということも行いました。
キャリアセッションなど独自企画について
他の独自企画は例年やっていること、ベースということもありますが、実行委員会キックオフやミーティングなどで「これから活躍するだろう一年目」の社会人にフォーカスすることが早々と決まっていました。登壇依頼などが最後までギリギリ感否めなかったですが(土日の間にやっていたりしたこともあったので)結果的になんとかまとまってよかったのかな、と思っています。
一方で進行などが思った以上に淡々だったこともあり、この辺りは反省したり次年度以降何かしら対策を打つ必要があるのかな、と思っています。また、ポスターに関するセッションなどもハンズオン開催していたので聞けていないのが残念ですが、途中からおまかせできたのは改めてよかったのかな、と思います。
昨年の反省で述べていたことは多少は改善した
概ね一年前の私は以下の様な振り返りをしていたらしいです。
- 独自企画はもう少し早めの決断が必要だった
- コミュニケーションツールが多くて大変
- 一人で進めすぎた
最初の「独自企画の決断」は淡々と進めたこともありますが、企画よりも中身に力を入れたこともあり、人のアサインなども含めて決断はそれなりに早くできたのかな、と思います。一人でやるのがしんどかったので他の人に丸投げなども含め実施し、私の持分を減らす様には努力しました(概念)
一方で、コミュニケーションツールは改善されず、途中から Twitter DM なども駆使していたため、はやいタイミングで「Slack をみて欲しい」に移行すべきだと反省しています。(来年こそは減らしたい)
OSC の対面での開催はまだまだか
来年こそは開催できればしたいと思っていますが、ハイブリッド形式などはまだまだ実験段階にあり、会場設備に依存していることもあるので、まだ先なのかな、と思っています。とくに、他の勉強会含めて気にしていることは以下の通り。
- 会場に有線 LAN が接続できる何かしらの方法があること
- 会場の回線スピードがある程度出ること
- 会場の音声設備から音声が取れるかどうか
- プロジェクターの出力は Full HD で入出力できるか
これが全国規模のオープンソースカンファレンスでできるのか、一度フルオンライン化した勉強会でできるのか、というのは非常に難しいと思っています。(オンライン → リアル会場など)
オンラインからリアル会場でのサテライト的なものは iPad などの映像出力もできるタブレットを利用することで実現できそうな気がしますが、リアル会場からオンラインは技術も機材も必要です。
今回の配信構成は再現性が全くなく、経験があるからこそできています。 ATEM Mini Pro の実機など触りつつ実施していますが、機材を使ってみないとわからない部分も多いと思います。
もう少しお手軽な方法で行うのか、ある程度妥協点を見つけるのか、というのは今後のポイントになりそうです。(Zoom に各々が参加するのか、など)
結果的に各々参加する方式であったとしても、多くの問題が発生すると思っています。拠点ごとのスタッフの技量次第かもしれないですが、オンライン配信が必須でないにしても標準構成がありつつ ATEM Mini Pro などを活用した手段もできるなら、ということがあると尚良いのかな、と思いました。