Zoom を用いた半ウェビナー形式での実施

今回の勉強会では諸般の事情もあり、 Zoom を用いて開催しました。今まで、対面で行ってきた勉強会のフルオンライン化ということもあり、立ち上げについてはさまざまなテストを行いました。

基本的にはオープンソースカンファレンスのフルオンライン化されているノウハウをベースにしつつ、セキュリティ設定で誤爆しないよう調整を行いました。ウェビナーライセンスを使うことも考えていましたが、達成したいことができることなどから、普通のライセンス(100 名)で行うことにしました。

セキュリティ設定のフル活用

やりすぎ感否めないですが、今回利用したのは「 Zoom のセキュリティ設定」をフル活用しました。

具体的な要素を挙げると、以下の機能を意図的に無効化しました。

  • マイク OFF
  • カメラ OFF
  • プロフィール画像 OFF

上記の場合でも、登壇者などについては共有ホストに指定することでほぼ全ての操作ができるようにしていました。(ただし、全操作 OFF にした場合は話せなくなってしまうので、荒らしが入った時も手動で一つづつ操作が必要)

万が一に備えたリダイレクトするリンクの共有

これもあるあるですが、 Zoom のリンクではなく、リダイレクトのある URL を共有しました。あまり意味があるかは微妙ですが、リンクが変更できることで、何かしらのトラブルがあった時に( URL がバレていなければ)正規の人のみアクセスができる仕組みです。

今回の場合、ショート URL にする必要がないので、 Zoom のミーティング URL は VPS (Oracle Cloud Virtual Machine)を用いて 302 リダイレクトにしました。ホストしてた Virtual Machine のスペックは AMD Compute VM ベースの 1/8 OCPU / 1 GB RAM といった構成です。

bit.ly を用いる方法もあったのですが、再生成するためには費用が必要なことなどから短縮 URL ツールは利用しませんでした。(短いが故、総当たり攻撃される可能性もあるので)

運営側は神経を尖らせていた

本勉強会の運営およびスタッフは Zoom を用いたフルオンラインの勉強会に慣れていないこと、参加者数が多かったことなどから、「ちゃんと運営ができるか」「本当にこれで大丈夫なのか」という戸惑いなどがありました。

ある意味、構成図ややり方などは指揮しましたが、全体像はやってみないとイメージができていなかったこともあり、緊張しっぱなしだったのかな、と思います。

また、当日の最後の最後まで増員の判断など行ったりしたこともあり、準備途中から最後まで色々な判断を求められていました。

アニメーションの基本から実例まで知れる 3 時間

セミナーの内容としては、構成家がいるわけではなく、ワイワイとミーティングを行っていく中で、「こういう内容があった方がいいよね」というベースで決まってきました。その結果、(コメントを見る限りでは)満足度の高いセミナーになったのではないかな、と思います。

結果として、アニメーションが構成している内容や、考え方、実装のポイントまで中身が詰まっていたと思います。また、映像制作などにも通じるノウハウもあり、アニメーション、といっても多くの知識が求められると感じました。

次回はハンズオンをリアル会場でやりつつ、配信も行うようなので、引き続き運営も含めて改善できる点は改善していく所存です。(オンラインでハンズオン参加する方のために Zoom 開催は継続すると思います)