オンラインでのイベント開催は多種多様
オンラインで開催されているイベントは非常に多く、いろいろな方法で開催されています。
登壇者やスタッフが集まって ATEM Mini Pro をはじめとする機材を用いた配信から Zoom を活用したフルオンラインの勉強会まで、さまざまな形態があります。
その中で、少し前に流行った Clubhouse に似たサービスとして、 Twitter Spaces を用いた勉強会や討論会、といったことに取り組んでみました。
ホストなどの操作は大きな端末のほうがやりやすい
この記事を書いている 2022 年 8 月中旬の時点では、ホストや発言といった機能はスマートフォンが必要になります。
Twitter Spaces の役割を一覧は以下の通りです。
- ホスト
Spaces を管理する人。主催者。共同ホストの追加やスピーカーなどの指定や、 Spaces 名などの定義もできる。 - 共同ホスト
Spaces を管理する人。スピーカーの指定などホストの補助的な役割ができる。 2 名まで指定できる。 - スピーカー
Spaces で発言できる権限を持っている人。共同ホストを含めて 10 人まで指定できる。 - リスナー
Spaces を聞いている人。参加するとリスナーに指定される。
基本的にはオンラインミーティングやフルリモートでの勉強会に慣れていると、なんとなく感覚は掴めるのですが、慣れるまでは時間がかかると思います。
スピーカーは端末をあまり選ばないのですが、運営をするのであればなるべく大きな端末のほうが操作しやすいと思います。
大きな端末の方が操作しやすい理由として、 Twitter Spaces のアカウント表示方法が関係しています。
基本的にはアカウントのアイコンを活用して操作を行うのですが、横に表示されるアカウント数が固定表示( 4 アカウント)となっているため、小さな端末だと以下の観点から誤操作しやすい状況になります。
- そもそもアイコンの大きさが小さい
- アイコンとアイコンの間が思ったより狭い
既に 2 回主催していますが、 iPhone 13 mini と iPhone 12 Pro MAX で開催した感じだと、 iPhone 12 Pro MAX のほうが操作しやすいと思いました。
今後 PC からの配信なども対応すると、なお使いやすいのかな、と思った反面、 PC だと凝り始めてしまいそうな気もするので、今のバランスがちょうど良いと思います。
話す内容は事前に決めておいた方がよさそう
イベント主催者あるあるの話だと思いますが、話す内容は事前に決めておく、は当然ですが、ストーリーなども含めてある程度決めておいた方が良いのかな、と思いました。
人数が多ければ雑談ベースやお悩み相談室、というような形態も取れそうな気がしますが、普及期は話す内容を決めておくに越したことはないと思います。
ただ、続けることが結果的に認知度を広げることにもつながると思うので、どこまでしっかりやるのか、目標などをちゃんと決めた上でバランスを見る必要はあると思います。
例えば、以下のような目標があるのであれば、開催することが目的なのか、集客が目的なのか、ということも異なります。
- Twitter Spaces で決まった時間に定期的に行うことで何かしらの認知度が上げたい
- Twitter Spaces を活用することで興味を持ってほしい
- Twitter Spaces の可能性を知りたい
最初は「実際に使えるのか」というお試し感覚にだと思いますが、徐々に集客など考えていく必要があるため、事前のスケジューリングや告知、といったことも必要になります。
参加しやすさが売りだけどまだまだ発展途上
参加しやすさでいうと、 Zoom でのオンライン勉強会などに比べると圧倒的に参加しやすいのかな、と思います。
とくにオンライン勉強会や接客などで利用される Zoom は「ビデオ会議ツール」なので、事前にアプリを入れたりというのが大変です。
一方で、 Twitter Spaces は Twitter を利用している人が多いのであれば、聞くだけならスマートフォンだけでなく、ブラウザ上からでも聞くことができるは良いと思います。
あとは、どこまで割り切って開催するのか、テーマなどは合っているのか、ということを判断しつつ、開催すると良いのかな、と思います。
音質についてはかなり割り切っていますが、スマートフォンの内蔵のマイク・スピーカーで必要十分だと思います。音質が気になることがあればまた記載しようと思います。