いろいろとワケあって対策はしていた
社会人になったころから常に複数回線を保持していました。当時は冗長化、というよりかは用途別に分けていただけですが、基本的には複数キャリアの回線を持っていました。
主にプライベート用とお仕事用で、実質データ回線の代わりに音声 SIM が刺さっていた状況だったのですが、色々と考えている中で「障害対策」を思い出しました。
そんなこんなで結果的に、全キャリアを網羅してしまったのですが、途中で Android と iPhone から iPhone 2 台体制になったりとしていますが、今でも複数のキャリアは保持しています。
障害が発生して、電話の大事さを痛感
私は通販だと Amazon をよく利用するのですが、 Amazon の 2 段階認証(多要素認証)は電話メインで認証していたので、非常に戸惑ってしまいました。
よくよく考えれば TOTP 方式(アプリ方式)もバックアップとして利用できるのですが、コピペの手間があり、慣れていることに対する不便さを痛感させられました。
また、バックアップ回線は全部電話のプランを従量課金にしていたので、土日かつ、実家に帰省していて、電話かけるオペレーションが変わるのは非常に困惑しました。
ただ、不幸中の幸いか、最低限(なぜか)互いに電話ができる状態にあったのは良かったと思います。この時にかかった金額としては 150 円ほど。訳あって複数キャリア全員持っていたので、通常時使わない番号などで連絡を取り合いました。
ワンキャリア・同一ネットワークの危険性を痛感
色々と理由があって、実質ワンキャリア(バックアップはあるけど)になっていた訳なのですが、あらためて複数キャリアを冗長化させておく必要があると痛感しました。既にバックアップがあったのでなんとかなった、というのもあるのですが、改めてこれを成功体験として喜ぶのではなく、学ぶ必要があると思いました。
昨今のトラブルでもあった通りコミュニケーションツールの見直しももちろんありますが、ある程度バックアップとしてキャリア分散なども行わないといけないです。
もちろん、携帯電話以外にもコミュニケーション手段なども含め、冗長化はおこなっておくべきだとは思いますが、ある意味「ダメになる」ことを前提とした構築が必要なのだと思いました。
その観点で言うと、電気もガスもそうなるとは思いますが、携帯電話はガスなどに比べても長時間使われるものとなり、一昔前と比べてもインフラかが進んでいると言っても過言ではありません。
仮に冗長化するなら
電話を使うことが多くても、最近は LINE などの方法もあるので、データ通信専用の SIM を挿しておく、だけでも違うのかな、と思います。
また、使わなくなった携帯電話の初期化を行わず、次の買い替えまで使えるようにしておくこと、なども含めて検討できると思います。
無闇に固定費削減するのもきついので、あまりこだわりがない、という方は以下のような構成が良いと思います。
- キャリアのネット専用プランの申し込み(ある程度のデータ容量・速度をここで担保する)
- 格安 SIM の安価なプラン
- 音声回線が必要なら日本通信の合理的シンプル 290 プラン や povo など
もちろん、店舗があるほうが安心、などという意見があるので、その人それぞれになると思いますが、大元となる通信事業者を分散させておくことにより、諸々回避できるのではないかと思います。
情報通信は準インフラとなってしまった
昨今の海外事業者のトラブルもそうですが、情報通信業は準インフラとなってしまいましたが、他のインフラ(電気・ガス・水道)と比べると多数の事業者があることも考えると、契約者側である程度回避するしかないと思っています。
どこまで妥協できるのか、ということもありますが、発生したのがたまたま土日かつ外出する予定があったタイミングで、事前に対策できていなかったのは良くないと思わされました。
これを機に、「これがダメになったら」という話し合いはしても良いのかもしれないですね。